活動時期と生息環境について
秋に鳴くイメージが強いですが、鈴虫は比較的暑い夏の時期から鳴いています。
だいたい8月中旬くらいから鳴き始めますが、コオロギは秋頃に成虫になって鳴き始めます。
このように若干鈴虫の方が早く鳴き始めますが、両種とも秋にも鳴いています!
特に9月上旬ごろが鳴き声のピークを迎えます。しかし、10月には徐々に鳴き声が聞こえなくなります。
時間帯としては、鈴虫が夕方から夜間に鳴き、コオロギは夏は夜だけ鳴きますが、秋になると昼も鳴いたりします。
鈴虫の分布・生息環境
分布:北海道・本州・四国・九州
生息環境:やや湿ったよく茂った草原に住みます。森林の周辺部や、ススキなどの多い暗い茂みの地表に生息しています。
コオロギの分布・生息環境
分布:北海道・本州・四国・九州
生息環境:草地、人家の周辺に住んでいます。
まとめ
鈴虫もコオロギも同じ秋の虫ですが、それぞれ似ている点と違う点があります。これを、もう一度確認しておきますね!
【相違点】
- 大きさと形体
- 耳の位置
- 移動方法
- 鳴き方の音色の高さ
- 人の気配への反応
【共通点】
- 触覚が体以上に長い
- 鳴き分けができる
- 飛ぶことができない
- 夜行性
鈴虫とコオロギ、こうして改めて比較してみると鳴き声も姿も全然違います。それでも、秋の夜長に耳をすまして”鳴き声”を聞いてみると、どちらも心癒される気持ちになるのは不思議なものです!