空海、日本では弘法大師で真言宗の教祖さんですよね。
いろんなところに彼との関連性のある場所もたくさん日本各地に残っており、有名な四国八十八箇所巡礼は、その代表的のものではないでしょうか?
ところで、この人物、どうして、こんなのも精力的に全国を巡り歩き、活動範囲を広げながら、多くの業績を残していったのでしょうか?
とても興味を引かれます。多分、その生涯の移動距離は、相当のものであったに違いないはずです。
彼のその原動力とエネルギーは一体、どこから出てきたのでしょうか?
もちろん、精神的に強い人物に違いないなずです。また、信仰という力を無視するわけにはいきません。
ただ、わたしが関心があるのは、もっと人間臭い観点で、これは本人が好むと好まずに関わらず、彼が味わって来た“経験”’という裏付けがあったからではないかと思うのです⁉︎
実は、この経験が行動する可能性の物差しになったのではないでしょうか?
- 長安への気も遠くなるような長旅とその移動距離
- 異文化に触れる事による創造性と可能性
- 東洋と西洋が混じり合った世界観からの視野や意識の広がり
🔴人間の中にある無限の可能性に目覚める⁈
人間には、等しく眠った才能が隠れていると言います。
その才能が覚醒するかどうかは限界のギリギリまで追い詰められてり、何度も同じ失敗を繰り返すことにより現状を何とか脱却しようと感覚的に身につくものがあります。
空海は、周囲の人が経験できないような苦労や失敗から身につけた実力と、それを裏付ける根拠、すなわち行動哲学を積み上げていったのではないか?と思うのです。
だから、あれ程までの行動力と業績を残せたのではないでしょうか?
🔴知人の経験とその後の行動力
南米に行ったことがある知人が、こういう話しをしてくれたことがある。
彼は初めて海外旅行に行ったのだが、まずはアメリカ経由で、それから2回ほど飛行機を乗り換え南米に到着。
さらに空港から現地に到着するまでバスで12時間以上も揺られてやっと辿り着いたそうです。
移動するだけで大変な思いをしたのだが、こういう経験をしたことがある彼が務めている会社の日帰り旅行の企画を任せられたとか?
そこで、北九州から鹿児島までのツアーを考えたそうです。かなり強行な計画で、朝3時半集合4時前に出発。鹿児島には11時前には到着したものの、その後何箇所か観光地を巡り、帰路に着いて北九州に戻って来たのが午後10時頃というハードスケジュールだったので、社員のみなさんはクタクタだったとか?
もちろん、普通は、こんな無茶は企画は組みません。ただ、彼は南米旅行の経験から人間、その気になれば時間や距離の締まりに捉われなくなる。すると何でも結構出来るものだ!と話してくれました!
🔴まとめーーー
空海-KU-KAI-の行動力と彼が残した精神的、また文化的、技術的な業績は、人間には誰でも隠された可能性が計り知れないほど眠っているという根拠になったと思うのです。
そして誰にで自分の才能を覚醒させるチャンスがあるのですが、それは新しいものへの好奇心とそこに飛び込んで見る行動力と勇気があるか?ないか?ではないでしょうか?
これが尊い経験という財産になるのは間違いないことですからーーー