秋の食べ物と言えば、いろいろありますが個人的には栗が大好きです。
だって、栗ご飯にしても美味しいしモンブランなどのスイーツに使っても生地の味を引き立ててくれますからね。
ただ厄介なのは、皮の剥(む)き方です。みなさんも同じ気持ちではないですか?
上手く剝(む)かないとどうしても中身が崩れてしまいます。
出来るだけ綺麗に剥「む)けた方が見た目も良いし美味しさが増してきますからね。
そこで、以前NHKでやっていた 「ためしてガッテン」と言う番組で、これは簡単でいいなと思ったやり方を紹介したいと思います!(^^)
圧力鍋があれば簡単に栗の皮が剥(む)ける
「ためしてガッテン」で紹介された栗の皮の剥(む)き方にはいろんな方法がありました。
我が家にはちょうど圧力鍋があったので、これを使ったやり方でやってみました。
やってみたら意外と簡単にできて、”これはいいなぁ!”と思ったので、早速ご紹介したいと思います。
1.栗の先端に包丁で十字の切り込みを入れる
最後にむきやすいように、栗のとがったところを包丁に十字に切って切り込みを入れて置く。
(頂点から4方~6方に1~2㎝の切れ込みを入れて置くとうまく剥きやすくなりますよ!)
補足:切り込みを入れるときにゴム手袋を使用すると栗がすべりにくくなります
2.切り込みをいれた栗を圧力鍋に入れて水を加える
圧力鍋に栗を入れて、ちょうど栗が被(かぶ)るくらいまで水を入れて置くこと
3.圧力鍋の蓋(ふた)をして加熱する
圧力鍋に蓋(ふた)をしておもりをのせて火を付けるようにします
4.蓋(ふた)のつまみが回り始めたら、さらに10分加熱して火を止める
圧力鍋はいろいろ種類がありますが、良いものだと弱い加熱でも7分ほどできるものもあります。
普通の圧力鍋だったら10分くらい加熱して火を止めるようにします。
(但し。栗ごはんなど、ご飯と一緒に炊き込みたい時には、圧力鍋の調理時間を3分程度短くしましょう)
5.自然減圧をする
ここで待たないと上手く剥(む)けませんにので注意してください。
6.圧力鍋から栗を取り出しましょう
そのまま圧力鍋から栗をザルに移してください。
圧力鍋から一つ一つ取り出して皮を剥(む)いていると余熱が鍋の中に残っているので、後の方では実が柔らかくなり過ぎて剥(む)くのが大変になります。
7.包丁を使い先端の切り込みから鬼皮を剥(む)く
切り込みが入れたところが割れやすくなっていますので、包丁を使ってその部分から鬼皮を剥(む)きます
いかかでしたか?やってみると思ったよりも簡単に剥(む)けるでしょう!
但し、これも手作業なので多少多めに剥(む)くならば、あまり大きすぎる圧力鍋を使うことはおススメしません。
その理由をお話したいと思います。
鍋の大きさはなるべく小さめが効率的
圧力鍋は理想としては2.5Lサイズくらいがおススメです。
できれば多めの栗を一挙に加圧したいので圧力鍋も大きいものに越したことはないと思いがちですが、手作業で皮を剥(む)くときには出来るだけ栗が冷める前に終わらせてしまった方が楽です。
なぜなら渋皮は冷えると剥(む)けにくくなるからです。
一人で手作業をするのでしたら、せいぜい1㎏ずつの作業が良いと思います。
そうすると、やはり2.5Lサイズの少し小さめの圧力鍋がちょうどいいのではないでしょうか?
では、どうして圧力鍋を使うと簡単に栗の皮は剥(む)くことができるのでしょうか?そのわけを紹介しますね!
圧力鍋で栗の皮がよう剥(む)けるのはなぜ?
栗は棘(トゲ)に覆われています。これは『イガ』とも呼びますがこれが本当は皮の部分になります。
そして、その皮を剥(む)くといよいよ栗の中身が出てきます。
この栗の外側を覆っている硬い皮を『鬼皮』と呼びます。
そしてこの栗の内側を覆っているのが『渋皮』と呼びます。
わたしたちが食べている中身の実の部分が本当は種に当たる部分なんです。
出典:https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1910/spe2_02.html
圧力鍋を使えば、栗の実(種)と『渋皮』の間にあるわずかな空気が急な加圧の後に減圧されて一気に膨らみ栗の実と渋皮の間に隙間を作ります。
これによって簡単に剥(む)けるようになります。
だから、手間暇をかけずに効率的に剥(む)けるんですね!
まとめ
天津甘栗など店頭には皮が剥(む)いて食べやすくしたあるものが出回っています。
確かに最初から剥(む)いてあるものを口の中に入れてしまえば一瞬ですが、茹でたり蒸かしたりして一つ一つの硬い皮(鬼皮)を剥(む)くのには手間隙がかかりますよね!
直接食べるのだったら一つ一つ剥(む)くのも味わいがあっていいものですが、多くの実を料理やスイーツの材料として使うのでしたら、ちょっと大変です。
「ためしてガッテン」のこの圧力鍋を使った剥(む)き方をすればとても効率的に剥(む)けると思いますよ。
本当に楽ですからぜひやってみてください。