★え~普通の主婦だと、思ったら-----?
62歳になるという女性がいる。
わたしのお客様だが、最初はコールセンターに勤務していていたが、体調を壊し、しばらく自宅療養をしていた。元気になったら、歯科医の受付を半年くらいして、今は介護の仕事をしているという。
この婦人が、来年封切られる映画『 OVER DRIVE』オーバードライブという映画のロケに出たという。東田昌大主演の過酷な自動車競技「ラリー」をテーマにした映画で、あらすじとしては、確執のある兄弟のレーシングチームの物語だ。
監督は、あの「海猿」シリーズを手がけた羽住英一郎の監督を務める原作なしのオリジナル作品だというのだ。
その婦人の役柄は、レースを応援する観客役で、その婦人が出る場面は、絵具を頰に塗り込んで、旗を必死に振りながらレースを見守るシーンらしい。
この婦人、一見、普通の主婦であるが、実はこ婦人の趣味が、エキストラとして映画に出ることだそうだ。
最初は、よく話が呑み込めかった。そのうち、言っていることがようやくわかってきた。
実は、わたしたちが住んでいる北九州市には門司というところがある---------。
そこには”門司レトロ”という大正時代からの建物が残してある。
だから、よく、ドラマや映画のロケがそこで起こなわれるのだ。従ってよく映画のロケ地として、多くのロケが行われるのは有名である
映画『OVER DRIVEロケ地紹介』
- ラリー撮影場所①:福岡県北九州市門司区
- ラリー撮影場所②:福岡県北九州市小倉南区
- ラリー撮影場所③:山口県美祢市
そのためのエキストラをウェブサイトに会員登録しているば、 人材要請があると、向こうから応募か来るらしい。この活動は3年前から始めたらしく、過去3回映画の一場面に出たことがあると言っていた。
★これが、エキストラの現実!!
基本的に年齢別の希望が出されているのだが、一番多いのは20歳代から30歳代で、40歳、50歳と減って行く。従って、余り60歳代の枠は少ないのだ。
また、エキストラと言っても俳優さんでもないので、別にギャラが出るわけでもない。
言わば、ボランティアでお弁当だけでは出してくれるのだが、2分くらいの出番であっても、朝6時くらいから出て行って、夜7時くらいまでは帰れない。
(゚∇゚ ;)エッ!? ≪じょーだんでしょう・・・?≫
ほぼ、時間が、まる1日奪われることになる。本当に大変なのに、映画の画像に出るのは、ほんの一瞬、しかも普通、よっぽど気を付けないと見落としてしまうくらいである。
しかも、その部分がカットされることだってしょっちゅうあるようだ。
そんな見返りのないことに、どうして62歳のご婦人が 目を輝かせて情熱を燃やすことが出来るのか?
最初は理解できなかった。他にも、趣味やボランティア、習い事、いろんな事に時間を費やすことが出来るはずだと思ったからである。
そこで、その婦人に思い切って聞いてみる事にした。”失礼ですが、どうして、こういう世界に興味を持って現在に到っているのですか?”
すると、そのご婦人は、こう答えられた!「自分が、まだ、幼稚園から小学校低学年の時、
”二木てるみ”という女優の劇団があって、そこに入る機会が与えられた。しかし、そこに入るには東京まで登らなければならない。当時としては、それが無理だったので、諦めていた。そのことは、それっきり、何十年も頭の中から消え去っていたのだが、この歳になって急に昔のことを思い出し、心がときめく思いがした。」
オオーw(*゚o゚*)w ≪凄い------!≫
---参考---
★二木てるみ(輝美)プロフィール
- 女優・声優・ナレーター
- 1949年5月11日生まれ 出身地:東京
- おうし座 血液型 O型
- 身長155センチ 体重45kg
- 映画デビュー『7人の侍』『赤ひげ』黒澤明監督作品
これが、この婦人が映画のエキストラを始める切っ掛けだというのだ。その話を聞いて、わたしは痛く感じ入るものがあった。
★まとめ★★★!
普通は、たとえ、小さい頃に極めて貴重な体験をしたとしても、それは、昔の良き思い出として、思いの中て通り過ぎて行くものである。
それが、たとえ、その通りにならなかったとしても、行動に移せる意欲と情熱を、この方は持っているのかと思うと、凄いと感心させさせられた。
そして、わたしは思った。情熱があれば、た
とえ体力や年齢的な衰えがあったのとしても、そ行動を制約する理由にはならないということを………☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;