潮干狩りの季節になって来ると、家族で楽しい思い出を残すためにも出かけて行きたくなるものです。
ただし、小さなお子さんも同伴だと、それなりの準備も必要。
現場について、”あれ、どうしよう?”とか”こんな時に、こんなものがあれば良かったのに!”と慌てても”後の祭り”です!
そこで幼児を連れていく場合、最低限必要なものを年齢別にご紹介したいと思います。
幼児といっても範囲は広く0歳~6歳くらいまでを言うそうですが、今回は3歳~4歳くらいまでと5歳以降の子供に分けてみました。
理由は子供の成長が知的にも精神的にも多少違ってくるからです。(ここでは1~2歳は除外します。)
最初に子供は3歳~4歳くらいになって来ると何にでも好奇心が増し、運動量も増えて来ます。また、良いことと悪いことの判断は多少分かってきますが、まだ目が離せない年頃です。
5歳以上になればちょっとは、周囲の様子が冷静に見えて来る年頃ですが、危険性の意味がまだよくわかっていません。
海には、たとえ大人と同伴だったとしても、いろんなアクシデントやトラブルに巻き込まれることも充分考えられます。
そこで、潮干狩りが家族で楽しむためには、些細なことでもあらゆることを想定して準備していけば現地であわてることも少ないと思います。
幼児に起こり得る想定できるトラブル
幼児を連れて行く場合は、現地で遭遇するいろんなトラブルは避けられません。但し予測出来るケースはだいたい次の4つに絞られるようです。
1.紫外線や潮風による日焼けやかぶれ
2.強い日差しによる脱水症状
3.潮風や海水による冷え
4.切り傷や毒虫による怪我
この4つのケースが現地で起こり得ることを想定して準備を万全にしておけば、いろんなトラブルが起こっても、そんなにあわてる必要はないと思います。そのために、準備品を年齢ごとに調べてみました。
年齢別のアクシデント対応のための準備品
3歳~4歳グッズ | 5歳~グッズ | 家族の絶対必需品 | |
---|---|---|---|
①紫外線対策 | ・帽子・長袖又は半袖のTシャツ・子供用日焼け止めクリーム | ・帽子・長袖(Tシャツ)・日焼け止めクリーム | *ザル・かご *ゴム手袋 *バネ秤(はかり) 体重計 *保温用品(氷の粒) *レジャーシート *ソリ(荷物運びのため) *熊手 *縄 *持ち帰り用容器(クーラーボックス) *ペットボトル *着替え *飲物・食べ物 *日焼け止め *絆創膏 |
②防寒対策 | ・着替え2~3着・スパッツ・レインコート(合羽)・折り畳みイス | ・長袖(半袖)・レインコート(合羽) | |
③脱水症対策 | ・水筒(麦茶等) | ・ペットボトルのお茶・ポカリスエット | |
④怪我対策 | ・子供用長靴・靴下2足・絆創膏・消毒液 | ・軍手(ゴム手袋)・ウォーターシューズ・絆創膏・消毒液 |
3歳児〜4歳児ぐらい向けのグッズ
1.紫外線対策
①帽子
首の後ろにひらひらのついた帽子がオススメです。潮干狩りや泥遊び中はずっと下を向いているので、首の後ろは、最も日に焼けるところです。
それに海岸で風が強い日もあるので、飛ばされてしまわないようにゴム付きの帽子を用意できたらベストです。迷子対策として、ちょっと派手目の帽子を被せるのもいいですね♪
②長袖又は半袖
潮干狩りシーズンは一番紫外線が強いので、長袖のTシャツは必須です。
水着だけでいいぐらいの気持ちのいい天気でも、せめて半袖ぐらいは着せてあげた方が子供も日焼け後の痛みに悩むことはないと思います。
③子供用 日焼け止めクリーム
お子さんは肌が荒れやすい年頃です。特に肌トラブルの多いお子さんなら、“ノンケミカル”の日焼け止めをオススメします。
日焼け止めの中には、肌荒れが起きやすいと言われる紫外線吸収剤が入っているものがあるようですが、ノンケミカルの日焼け止めならば、その成分が入っていません。安心してお使い頂けますよ!^^
参考までに…
2.防寒対策
①着替えは2~3枚
水着は自宅で服の中にあらかじめ着せておいてあげましょう。暑ければ長Tと水遊びパンツでも十分だと思いますが、グーンやムーニーなどの水遊び専用オムツの上に、ハーフパンツタイプの水着を着せるのもオススメです。
現地では、そのまま服を着た状態で遊ばせてあげるといいでしょう。子供は転んだりしてすぐにびしょびしょになるので、お子さんの着替えは2~3枚あると便利ですよ^^
②スパッツ
天気次第では潮水が少し冷たく感じる時もあります。
そんな時に水着の上からスパッツを履かせておくだけでも、かなり防寒対策にはなるはずです。
③レインコート、合羽(かっぱ)
レインコートだと濡れても気にならなし、寒さも防げてオススメです。曇りがちな天気なら、絶対に持って行きましょう。
(レインコートなどの雨具は風除けにもなるので、上下になっているなら便利なのでレインコートで防寒対策でいいと思いますよ)
(しりもち対策)
現地は足場が悪いので、どうしても「しりもち」を付いてしまいます。
そんなときに、折りたたみ式の小型のイス(釣りとかで使ったりするような)に座らせて、潮干狩りしている子供もいるので、これはおしりの冷えが気になるときに意外と便利です。
3.脱水予防対策
①水筒に麦茶等を準備
(乳製品飲料やジュースだと却って喉が渇く恐れも?)
4.怪我対策
①子供の長靴又は靴下の2枚履き
サンダルは脱げやすいので、子供用の長靴か靴下を2枚履きをさせて遊ばせましょう。
(長靴:赤エイがこわいのと、濡れた砂の感触が駄目な子がいるので)
②絆創膏・消毒液
気をつけていても、万が一ということがあります。もし怪我してしまった場合にすぐに対応出来るように最低この2つは持って行きましょう。
5歳児以降~向けのグッズ
1.紫外線対策
①帽子
②長袖
③日焼け止めクリーム
2.防寒対策
①長袖(半袖)
②レインコート(合羽) :曇っている時には必需品
❸脱水症状対策
①ペットボトルのお茶やポカリスエット 水筒に麦茶等
❹怪我対策
①軍手・ゴム手袋
(子供用軍手) ジュニア滑止めグローブ 綿100% 2双組 (3S(3~4歳目安))
素手で潮干狩りをすると、貝殻で手を傷付けてしまう恐れがあります。
大人でも手を切ってしまう人もいるぐらいなので、子供ならなおさら注意が必要です。
軍手さえあれば大丈夫かと思いますが、ゴム手袋があればより安心です!
残念ながら、なかなか子供用のゴム手袋は手に入りません
②ウォーターシューズ
サンダルは脱げやすいし長靴も水が入ると不快です。
川遊びなどの水辺で遊ぶとき、素足は危険かなぁというときにも使えるので1足あると便利ですよ。
裸足だけは怪我の恐れもあり危険ですので、絶対にやめましょう!
クラゲや、場所によっては毒持ちのエイなんかもいたりすることがありますよ。
参考までに…
③絆創膏・消毒液
子供の持ち物やその他あると便利なもの
ここでは、特に目を離せない小さい幼児に絞ってお母さんたちがいざという時に助かるグッズを紹介しておきます。
・折りたたみ椅子
折り畳みタイプの小さい簡易イス(300円均一で売っているような)は意外と役立ちますよ。
浜辺は足場が良くありませんし、長時間屈んでいるのも疲れますので、とても便利です!
・熊手(くまで)
潮干狩りに必須の熊手ですが、子供用には先の丸いおもちゃの熊手を用意しましょう。
100均に行けばいいのが手に入ります。
上記の熊手に追加して、日頃公園の砂場で遊んでいるお砂場セットがオススメです。
バケツやシャベルなども100均で揃えられます!
・お菓子
たくさん遊んでお腹が空いたら、お菓子があると子供は喜びます。しかし、なるべく素手で触れることのないようなお菓子を選ぶといいですね。
お手拭きなどで拭いても完全に汚れは落としきれませんから、例えばうまい棒のように袋に入った状態で手軽に食べられるお菓子がオススメです!
・タオルやお手拭き
休憩中身体を拭いたり、お菓子などを食べる時に使用しましょう。
・迷子ブザー
ランドセルなどによく付いているアレです。
防水加工は施されていないと思うので、スマホの防水ケースなどを代用してそこに入れて、お子さんの首からかけてあげたらどうでしょうか?
・犬用のリード
迷子が心配なお子さんでも、これなら100%大丈夫です(笑)。5mぐらいあれば十分な範囲なのではないでしょうか。
これで、自分と子供を繋いでおけば間違い無し!
本来、子供が気になってついつい何度も後ろを見ていることを確認して...ということを繰り返すと思いますが、このリードさえあれば大丈夫!
安心して潮干狩りに集中出来ますよ!
まとめ
潮干狩りは潮が引いている間しか楽しめませんので、時間との勝負です。
潮干狩りを思いっきり楽しむには、準備がとても大切です。
特に幼児のことで想定外のアクシデントが起こると、せっかくのい潮干狩りも期待した収穫が見込めないばかりか、却って疲ればかりが残る苦い思い出になりかねません。
そこで、中身があって、それなりに子供たちとも一緒に楽しめる為にも、もう一度、しっかりとした準備を欠かさないようにしましょう。
そこで、考えられる幼児のトラブルが起こる原因を確認しておきますね!
1.紫外線や潮風による日焼けやかぶれ
2.強い日差しによる脱水症状
3.潮風や海水による冷え
4.切り傷や毒虫による怪我
大概、この4つが子供たちのトラブルの原因になるはずです。
いろんなことが起こり得るケースを考えて事前の準備を怠らなければ、きっと楽しい潮干狩りが家族全員で楽しめると思いますよ!