大概の食べ物は、好き嫌いなく食べれるようになりました。
ただ、強いて言えば魚類よりも肉類を好んで食べます。
もちろん魚類が全く苦手と言う分けではないんですよ---。
こんなわたしでも、子供の頃は結構食べず嫌いなものが多くて、よく親に食べ物を粗末にするなと叱られていたものです。
シイタケ、煮魚、肉もそんなに好きではありませんでした。
牛乳も飲めず、かなり偏った食生活をしていたと今過去を振り返ってみると反省すべきことが多いようです。
かと言ってアレルギーを持っていて食べれない訳でもなく、単なる食べず嫌いに過ぎませんでした。
こんなわたしが一番苦手だったのは、”イカの煮もの”で、これだけは大人になった今でも、どうも喉を通りません。
あの砂糖醤油で甘辛く煮たゲソの香りが何とも苦手なのです。
それには理由があり、学校給食のおかずで、この代物が出たのですが、歯で噛んでも噛み切れなく同級生の見ている前で口から吐き出すわけには行かず処理に困ったものです。
どうしたかって?何十回も噛み砕いて、やっと胃袋に落としましたよ‼️😂
それ以来、どうも生理的に受け付けないのです。
ところが、寿司にのっているイカや刺身は割と好きなんですよ?不思議でしょう---?
また、シイタケは見るだけでも嫌で、口に無理やり押し込んで食べようとすると噛んでいる最中に、”うえ~!”と嘔吐してしまいます。
ところが、いつの間にか自然と食べれるようになり、健康にはとても良い食べ物たと分ると今度は積極的に食べるようになりました。人間の味覚というのは、いかにいい加減なものだなぁ?とその時思ったものです。
子供の頃に嫌いだったものが大人になって好きになるということがあります。
子供のころは苦味や酸味を「腐敗物」や「毒」のサインであると判断するため、脳が受け付けてはいけない物と判断することが多く、苦味のある物や酸っぱい物は、子供の頃は苦手なことが多いと考えられているそうです!
しかし、成長していくとともに、さまざまな料理や味に触れ合う機会が増えてきますよね。
こうした経験により、苦味や酸味などの味覚も経験として覚えていき、食べることができるようになるそうです。
これは、それらが安全な食べ物で、体によい作用をするものだという大脳が学習した結果になるかららしいです
もう一つの要因として味蕾「みらい」(=舌にある味を感じる器官)の減少があると言われています。
味蕾の数は、胎児期から乳幼児期に最も多く約1万個あると言われています。そして、成人になると7,000〜8,000個まで減少するそうです?
実は、この味蕾の感度、10日前後の細胞を入れ替えることで保たれていますと言うのです。
このように、子供の時に味蕾は発達し、大人になるにつれて減少していくことから、大人は子供よりも味覚が鈍くなっていくと言うわけです。
そのため、子供の時は、苦手だった食べ物が、大人になると食べられるようになったり、むしろ刺激の強いものが好きになったりもするんですって?
本来、好き嫌いに基づく食べ物の選択は、防御行動の一つであり、これは「生存戦略」ともいえます。
初めての食べ物を食べることは、実はリスクの高い行動なんです。
だから、内臓に不快感を生じさせる「有害なものは嫌い」にあることで、その食べ物を二度と食べなくなりなり、結果として自分の身の安全をも守るこのに繋がります。おもしろいですね!
生物の中で、このことができる脳を持った動物が生き残り、進化を遂げて来たらしいのです。
子供のころ、大人が寿司の”にぎり”や”刺身”を美味しそうに食べるのが不思議に思いました。
あんな生臭いものを、生で食べるなんで気持ちが悪いを悪寒を感じるくらいだったのです。
それよりも、巻き寿司やいなり、たまごの方が甘いし美味しいのに?ところが大人になった今、わたしは”にぎり”や”刺身”が大好きです。
刺身醤油に少しわさびをつけて食べるのが何とも言えません。
もし、その光景を子供の頃のわたしが見ていたら何と思うでしょうか?
こどもから大人になって行く過程で人はいろんな物を口に入れ、様々な味を経験します。
そうすることによって味覚の拡がりだけでなく、深みというものも身につけていくのではないでしょうか?
もちろん贅沢はいけません。
ただ、子供のころからいろんな物を食べさせ味覚を鍛えていけば、もしかしたら、その子も大きくなって料理が出来るようになれば、結構いろんな美味しいものをたくさん作ってくれるかもしれませんよ!