わたしは、子供が小さい時はストーブよりもファンヒーターをよく使っていました。
それでも、子供が暖房器具のそばにいると心配していたくらいです。
学生の頃は机の前に座って勉強している時などは、ファンヒーターよりもストーブの方が眠くならないし、何か不思議な安心感が湧いてきたものです。
何度か引っ越しもしましたが、やはりマンションよりも一戸建ての民家は隙間の多くよく冷えるのでファンヒーターが頼りになったような気がします。
それでは、ストーブとファンヒーターはどちらが効率的なのでしょうか?
それぞれの特徴も踏まえて検証してみたいと思います。
それでは早速ストーブとファンヒーターの特徴と相違点を確認していきましょう。
ストーブとファンヒーターの暖める方法の違い
ストーブとファンヒーターはどちらも暖房器具で同じ”灯油”を使って室内を暖めます。
ところが暖める方法が違うので温まる範囲や時間が多少違ってきます。それでは、ストーブとファンヒーターの違いをお話したいと思います。
ストーブの暖める方法
ストーブは”灯油”を燃焼させて、その熱で部屋を暖める暖房器具です。
その燃焼させた熱を外にはむきだしになっている「金属製の網」を通して外に放出しているのがストーブです。
スイッチを押すと金属製の網がすぐに真っ赤になるのは、ストーブの中で灯油を燃焼させているからなんです。
分りやすく言えばストーブは「灯油を燃やしているたき火」のようなものですね。
ファンヒーターの暖める方法
ファンヒーターは、ストーブと同じく灯油を燃焼させて熱を出す暖房器具。
ストーブと違うのは灯油をガス化させていることです。
ガス化した灯油を燃焼すると、直接熱がでるのではなく温風になるのです。
特徴
■ストーブ→熱をそのまま放出
■ヒーター→熱を温風に変えて放出
という事なのです。
ストーブとファンヒーターの暖める 範囲それぞれの特徴
ストーブの暖める範囲はどの程度
ストーブは熱を直接表面に出しているので、ストーブ周辺を急速に暖めることができます。しかし、空気そのものを暖める力が弱いので、部屋全体を暖めるのは少し向いていません。すぐに暖まりたい時や、暖めたい場所が決まっている場合に、ストーブは役立ちます!
ファンヒーターの暖める範囲はどの程度
ファンヒーターは、放出する温風そのものの温度がそこまで高くありません。
そのため「スイッチを入れてすぐに周辺が暖かくなる」という訳ではないです。
ヒーターは主に広い範囲を、まんべんなく暖かくするのが得意な暖房器具。
部屋全体を暖かくしたい時に、ヒーターは役に立つのです!
暖める範囲
■ストーブは機械の周辺を暖めるのに適する
■ファンヒーターは部屋全体を暖めるのに適する
理屈でいうと、ファンヒーターで部屋を暖めている間、ストーブで短時間暖まるというのが、理想的な使い方ですね!
部屋の温まる満足度は多少住んでいる環境も影響するそうです。(以下の情報も参考までに載せておきます)
ストーブやファンヒーターを選ぶ際には温める部屋に応じた能力のものを選ぶ必要があります。
暖房のめやすは基本的には部屋の広さや建物構造により決まりますが、いろいろな環境の影響も考慮しています。暖房の効果は部屋の広さだけでなく、お住まいの地域や住宅の種類、日当たりなどの影響を大きく受けます。
ストーブとファンヒーターの安全性を考えてみる
ストーブの安全性は?
ストーブは金属製の網から直接熱を出しているため、これに触るとヤケドをしてしまう危険性があります。
またストーブの前に、紙や布などの燃えやすい物を置いていると、火災の原因になる危険性もあります。
金属製の網がむき出しになっているものもあるので注意して扱いましょう。
ファンヒーターの安全性は?
ヒーターは、熱をそのままではなく温風にしているのでヤケドをしにくいです。
また、火災となる危険性もストーブと比べて少ない為、安全性でいうとヒーターの方が上ですね。
安全性で選ぶならヒーターがオススメです!
まとめ
暖房器具を利用する場合は、こちらがいいとは一概に言えないところがります。
いろんな条件を考えると臨機応変に選択するしかありませんからね!
幼児やご年配の方とご一緒に暮らしている方や一人暮らしで部屋にいる時間が短い方もいるかも知れません。
つまり、効率的な使い方やリスクを避けた選び方は本人の判断に任せるしかないということです。
そこで、もう一度ストーブとファンヒーターの性能を再確認していましょう。
ストーブの特性
・灯油を燃焼してその熱で直接暖める。
・ストーブ周辺を暖めるのが得意。
・熱をそのまま出しているので
・火傷や火災に注意。
ファンヒーターの特性
・灯油をガス化させて温風にして暖める。
・部屋全体を暖めるのが得意。
・温風なので火傷や火災の心配は少ない
これらの特性をよく考慮した上でご自身のお部屋にあった暖房器具を選択していただければ、きっと快適な生活を送ることができると思いますよ。