わたしは仕事柄、いろんなご家庭を訪問する機会が多いのですが、玄関先がキチンと整理されて物が少ないと何か落ち着いた気持ちになり、癒される思いがします。
逆に、ものが多く散乱して足の踏み場のない玄関先では気持ちも落ち着かず、早く用事を済ませて立ち去りたいという思いが湧いてきます。
みなさんは、こんな経験はありませんか?
玄関先ですら、こうならば部屋の中だったらなおさらだと思います。
最近は、なぜか「モノを捨てる」という断捨離が大ブームです。それは断捨離することで、お金が貯まったり、家族円満になったり、やせてキレイになったなど、人生が好転するというポジティブな情報が入って来るからかもしれませんね!
ただ、そう言われても、「なかなか捨てられない」「何を捨てれば?」という人も多いと思います。
そこで、断捨離に成功するための簡単な手順を紹介したいと思います。
断捨離の仕分け方2つのポイントを確認
手順は簡単でポイントは次のような方法です。
❶分類したい物を3つに仕分けしていきます。
まず、断捨離のチェックポイントを確認しましょう。それは次の3つです。
- 必要な物
- 不要な物
- 保留する物
そのためには、段ボールを3つ用意して、分類した物をどんどん入れていくと案外とスムーズに進められます。
ただし、断捨離を進めて行くと”残しておくか?””処分するか?”決められない物はその場で無理に決めずに保留するようにします。
そして、1ヵ月以内にその箱から取り出して使ったか様子を見てみましょう。
❷ルールを作って処分するかしないかを仕分けていきましょう。
次に服や本、書類、紙類と趣味のグッズ、子供の玩具などの用途に応じた振るい分けのルールを作ってみましょう。
こうすることにより気持ちの上でも迷わずに整理できます。
では、具体的にどんな要領で断捨離を進めて行くかご説明していきますね!
クローゼットやタンスの中の服を断捨離するには?
クロゼットやタンスの中に仕舞い込んでいる服などをもう一度取り出して、先ほどの要領で3つの箱を用意して以下のルールに基づいて仕分けをしてみる。
1~2年間着ていない服を処分する
1~2年以上着用していない服は、たぶんこれからも着ることはないでしょう。
服は一番流行に左右されるし、年齢と共に好みも変わって来ます。
もちろん体形の多少変わって来ることもあります。思い切って処分しましょう!
買ったけど着ていない服は処分けどする
買ったけど、そのまま着ていない服とかありませんか?
例えば、ムシャクシャして勢いで買ったものとか?
見た目はよかったが、いざ着てみると着心地が悪いので、そのままクロゼットの中に眠っているとか?
こういう服も処分しましょう。
同じような服は処分
結構、クロゼットから全部出してみると同じような服が出てくるものです。
かなり高額で捨てがたいものもあるかもしれませんが、お気に入りの数枚を残して処分しましょう。
書類・紙類・本の断捨離はこうしてみてはどうでしょうか?
まず、書類、用紙、手紙類も一カ所に集めて次のルールで仕分けをします。
読みふけらない限り、さほど時間はかからないはずです。
学校からの連絡プリントや町内会などの会報は処分する
どこかの連絡所や会報など、ついつい、そのまま貯め込んで置きっ放しになっているものです。
用事が済んだら、もう使うことはありません。
捨てそびれている広告等も処分しましょう。
電気製品の取扱書なども処分する
電化製品などの取り扱い説明書を捨てるのは不安に思うかもしれませんが、今はネットで検索して見ることができます。
ですから、処分しても大丈夫です。
『 どうしても新品のものだから気になる‼』という方は、使用し始めてから半年過ぎた取り扱い説明書から処分するなど期間を設けるといいかもしれません。
年賀状も処分
年賀状は来年分を書く時のために、最新の1年分を置いて処分するようにしましょう。
それ以前の分は相手方が引っ越しで住所が変わってしまっている場合もあります。
そういう意味でも住所管理は毎年もれなくしておくことが大切です。
読まない本は処分
捨てられずにいる本も思い切って断捨離の対象にするようにしましょう。
読みたくなった時は、お金はかかりますが再購入する方法だってあります。
ネットオークションやフリーマーケットのおかげで、古い本も気長に探すと、手に入れることもできるはずです。
ただ、以下の本は処分せずに本棚に戻すことをおススメします。
- 絶版になって手に入らない本
- 高額な本
- 価値のある本
- 何度も読み返した本
- 特別な本(写真集、絵本)
趣味のグッズや子供の玩具などの断捨離
誰でも趣味などは一つくらいお持ちのはずです。
そこで、どうしても捨てずらいのが趣味を楽しむために集めたグッズなどではないでしょうか?
だからこそ要不要の判断も難しいはずです。
もちろん、すべてを捨てる必要はありません。
必要なもの大好きなコレクションは残して仕分けをしましょう。
次に難しいのが子供さんの玩具です。
これは子供さんとよく相談しながら仕分けましょう。
親は必要ないし、子供もあまり最近は興味が薄れて放りっぱなしにしてある玩具を”もう要らないだろう!”と思い、うっかり捨ててしまうと大変です。
必ず捨てる前にこどもの意見を聞いてあげてるようにしましょう。
まとめ
断捨離は単に物を捨てて整理するだけではなく、物の置き場所や処分の仕分けを通して自分自身の気持ちや考え方を整理することにより行動をポジティブに持って行けることが大きなメリットです。
そこで、もう一度断捨離のチェックポイントを整理しておきますね。
❶分類したい物を3つに仕分けする
- 必要なもの
- 不必要なもの
- 保留するもの
❷ルールを作って処分するかしないかを仕分けする
そのために、用途に応じた振るい分けのルールを作ってみる
これらの準備をしっかりして行動を起こせば、必ず身の回りの整理整頓できます。
また、気持ちや考え方もポジティブになり人生が開けてくるキッカケを作ることができるはずです。