生汗が出るほど、辛い尿路結石の痛み
以前、尿路結石になった知人から、症状を聴くと生汗が出るくらい痛み
と不快感を覚えて、この辛さはなった者でないとわからないと一言こぼし
たことを思い出しました。
やはり、7月の梅雨が開けた時期だったと思います。
彼は、あまり水分を取るほうではなかった上に、食生活は
少々偏っていたようでした。
また、他にも尿路結石に罹った人を何人か知っていますが、結構、
暑い日に石ができたという話は確かに言っていました。
では、石が尿管にできやすいのは、比較的に暑い夏当たりが多いのは
なぜでしょうか?
それには実は理由があるのです。
天気と尿路結石の関係
夏は、暑さにより汗をかきます。尿路結石は、夏の典型的な病気とも
言われて、汗で水分が奪われ、尿の濃くなることが発症しやすくなり
ますよね。
また、近年増加傾向にある病気でもあり、生涯のうちに20人に1人は
一度経験する生活習慣病とも言われいるそうです。
さらに、一度尿路結石になると、再発率が高いことも報告されています。
結石とは尿中の成分が結晶化してできるもので、尿が濃くなったときに
できやすくなると言われているそうです。
夏の暑い日には、じっとしていても汗が流れてきますが、
この調節により体内の水分が奪われ、体内の水分不足になりますよね。
すると、腎臓は尿量を減らして、体内の水分量のバランスを維持しようとします。
つまり、汗をかいたあとに水分補給が十分でないと、尿量が減少し、
その結果、尿が濃くなって、結石が作られやすくなってしまうというわけです。
まとめ
東洋医学の本を読むと、よく天候と病気は深い関わりがあると書いてあるのを見かけます。
特に真夏は体力的にもストレス面でも、体に対する負担は大きい
ですからね!
特に体内の水分調節などで一番負担が掛かるのは腎臓かも知れません。
数ヶ月前にNHK で“人体”という番組がシリーズで放送されました。
確か第1話が“腎臓”の話でした。
如何に腎臓が水分、ミネラル、血圧、骨に重要な役割を担っているか
がよくわかりました。
尿路結石を始め、身体に様々な“症状”が出るということは、
このまま無理を続けると大きな大病をするよ?という身体から
の悲鳴出し、深刻な警告だということが何となくわかる気がしました!