そういう理由があったのか?
人間を初めとした哺乳類以外の生き物は、口の中に入れる以外の違った方法で味覚を確認するものもいるそうです。
日頃から、何気ない仕草をしている生き物に“どうして、こんなことをするんだろうか?”と子供の頃 疑問に思ったことはないでしょうか?
それには、納得がいく理由があるとしたら、ちょっと興味が湧きませんか?
例えば、ハエなどはどうして食べ物の前で手を洗っているような行動をとるのか?
子供の子は疑問に思っていましたし、不思議でした!
まるで、「いただきま〜す!」って言っているように思ったからです。
このような生き物のふしぎな行動には深い理由があることを最近知る機会があったんですよ!
生き物の不思議な味覚
1.ハエ
ハエは、手足をすり合わせるような仕草をすることがあります。
この仕草は、足に付いている味覚センサーの掃除をしているところだというのです。
つまり、ハエは足で味覚を感知しているというのですから、
驚きですよねー!
ハエに限らず蝶(ちょう)や蛾(が)の仲間には、一番前の足に
味感覚子 と呼ばれる味覚センサーが付いていて、それが味覚を感知できるのです。
それは、口に入る前に食べ物かどうかを
確認するためらしいのですってーーー。
それが毒である可能性があるために、命を守るためには口に入れる前に確認しているというのです。
ですから、ハエが前足をこするという仕草は命を守るためのセンサーのメンテナンス中というわけなんですネ⁉︎
2.イカ.・タコ
イカやタコを頭足動物と呼びますが、頭足動物の優れた能力の一つに味覚があります。
イカやタコの味覚受容器官は主に腕や口の周りに並んでいる吸盤にあるというのです。
イカやタコの味覚は非常んび強く、タコは1つの吸盤に味覚受容器官を約1万個持っているのですよ。
1本の腕に200個以上の吸盤を持っているために、8本で約1600万個者受容器官があるということになりますよね!
イカはタコよりも吸盤数が少ないために、タコほどではないですが、かなり優れた味覚を持ってるといいます。
また、甘味・酸味・苦味を感知することができ、種類によっては人間の感知できる濃度の10〜1,000倍に薄めても味がわかるといわれています。
まとめ
生き物は、それぞれ自分自身の命を保つために必死で生きているわけですが、そのために環境に対応して進化を遂げたり、逆に退化したりすることがあるようですね。
先日、山口の秋芳洞に行ってきましたが、そこには目が退化したエビなどが生息しているということを知りました。
従って生き物の姿かたちやその仕草、そして行動も みな理由があり、無駄なことは何一つないのかな⁈とふと気付かされた気がします。
ハエの仕草も、見た目に滑稽に見えても、本人たちは命を守るために必死にやっている行動なのか?と思えば逆に生きていくことは甘くはないなと、身が引き締められる変な気持ちになりました。