夏の必需品と言えば、もちろんエアコンと扇風機です!
でも、意外と便利なのは、扇風機で、部屋のどこにでも持って行けるし、すぐに涼しくなるのでこれだけエアコンが普及していても、家庭には必ず1台くらいはあるものです。
使用する時期は限定されるので、定期的に掃除しておかないとすぐに羽やカバーにホコリが積もるのが厄介です。
ところが、いざ掃除しようとした時に羽の外し方が分からないとか、モーター部分の中にもホコリが溜まっているのが気になるとかいうことはありませんか?
そこで、扇風機のカバーの取り外し方と掃除方法について順を追って紹介しますね!
扇風機の掃除で使うもの
扇風機を掃除するに当たり、準備しておきたい道具はさほどありませんが、最低これだけは揃えていると便利です。
- 掃除機
- ぞうきん(クイックルワイパーでも可)
- スプレーボトル
- スポンジ
- 家庭用洗剤(中性洗剤・重曹)
それでは、早速扇風機の掃除を始めていきましょう。
そのためには扇風機の表面ばかり綺麗にしても意味がありませんから、当然パーツの細かいところまで綺麗にしていく必要があります!
そうは言っても、日頃は忙しく、なるべく簡単に済ませたい方も多いのではないでしょうか?
そこで、そんなに汚れがひどくなければ、簡易的な方法で掃除をすることもできます。
最初にこちらからご紹介しておきますね!
時間がなくて、忙しいとき、扇風機の簡易掃除はコレ!
最初に釘を打っておきますが、余りにも汚れがひどいときにはキチンと念入りに掃除をしないと、トラブルや故障の原因になりますので注意しておいてくださいね。
そこで、軽い掃除で済ませられるか?念入りに掃除した方がいいのか?その【判断基準】を確認しておきましょう!
扇風機の羽(プロペラ)と全面カバーを指で触って「べとつき」汚れを感じなければ、扇風機の簡易掃除だけで綺麗な状態に戻すことができます。
簡易掃除とは、次の二つの作業を省くことです
【簡易掃除のポイント】
- 後面カバーを外さない
- 洗わないで拭き取る
では、簡易掃除ほ方法を紹介しておきますね!
【簡易掃除の手順】
【簡易掃除の方法】
そのまま洗ったり拭いたりすると、ホコリが濡れて固まり逆に取れ難くなります。
必ず先に汚れを払うことが大事です。
ブラシ付きの掃除機でホコリを吸い取る。
また、後面カバーは向こう側にクロスを付けてから吸い取ると、驚くほどよく取れますよ!
ホコリを除去したら、今度はカバーや羽(プロペラ)を水拭きします。
この時、スプレーボトルを使い水吹きをして乾いた雑巾(使い古した綿の靴下はとても使い易い)で拭き取ります。
細い網の部分や、汚れが取れにくい部分などは、予め重曹水をふきつけたキッチンペーパーを貼り付けて汚れを緩ませておくと取れやすいです。
汚れが軽いときや、時間がなく、最低限のことで済ませたいときは、ぜひ、やってみてください!
次に、キチンとした掃除をした方がよい場合は、次のような手順でやってみましょう。
扇風機の掃除方法は分解することから始める
最初に手こずるのがなかなか外せない前面カバーのガードクリップと羽根の外し方ではないでしょうか。まず、そこからご説明しますね!
分解のしかたは以下の通りです。
- 扇風機の前面カバーを取り外す
- 羽(プロペラ)を取り外す
- 扇風機の後面カバーを取り外す
- モーターカバーを取り外す
まず、扇風機を始める前に電源プラグをコンセントから抜きましょう。(もし、電源が入ると危険ですから必ず確認してください!)
扇風機の前面カバーを取り外す
最初は扇風機の前面カバーを外すことから始めます。
多くの扇風機は、ガードリングにクリップがついており、ツメに引掛けて止めてあるので、そのクリップを外すようになってます。
ポイントは扇風機の全面ガードを抑え、クリップからツメを外すこと。次に前面カバーを手前に引くと外れる事が多いです。
前面カバーは結構しっかりとはまっていることもあるで、壊さないよう注意しながら外してくださいね。
ツメが外れなかったら、もしかすると、特殊な形の扇風機かもしれません。
無理に外そうとせず、説明書を読むかメーカーに問い合わせるようにしましょう!
羽(プロペラ)を取り外す
次に扇風機の羽(プロペラ)を外します。このときは、羽固定ネジを右回し(普通のネジとは逆の方向)に回すと外れます。
羽固定ネジを取り外し羽(プロペラ)を手前に引っ張り出して外してください。
※ホコリが詰まっていたりすると固まって取り出し難いので、こんなときは、羽を手前に引っ張りながら、回転軸(モーター軸)の頭を軽く金槌(かなづち)で叩いてみると外れますよ。
扇風機の後面カバーを取り外す
今度は後面カバーを取り外しますが、ここは後面カバー固定ネジで固定されてます。
羽固定ネジと逆方向、時計廻りと反対方向に回すと外すことができます。
これが外れたら簡単に後面カバーも外せるようになっています。
モーターカバーを取り外す
モーター部の正面にネジが付いていますので、このネジを外します。
ネジは4つくらいが閉めてあります。この4か所のネジを外しても、すぐにモーターカバーは外せません。
実は、モーター部の後ろにもネジが一つあります。これを外すことで、カバー全体を取り外せるようになっています。
これが、扇風機の分解手順です。
もちろん、故障したときは、もっと細かく分解する必要が出てきますが、掃除をする程度ならば、これくらいの説明で大丈夫だと思います。
次に扇風機の掃除をする手順です!
扇風機掃除手順
では、扇風機の掃除方法のポイントを箇条書きにすると次の通りです。
- カバーや羽(プロペラ)を掃除機で吸う
- カバーや羽(プロペラ)のホコリを雑巾でを払う
- カバーや羽(プロペラ)を水洗いする
- 油汚れがひどいときは重曹を使う
- モーター部も掃除機とブラシで掃除する
では、順追って確認していきましょう!
カバーや羽(プロペラ)を掃除機で吸う
扇風機には多くのホコリがついているので、前ガードや後ガードの裏表や羽(プロペラ)に簡単に掃除しょう。
カバーの網目にはたくさんのホコリが付着しており、羽のフチにもたくさんのホコリが付いています。
軽い汚れであれば掃除機でホコリを吸い取るだけで綺麗になります。
カバーや羽(プロペラ)のホコリを雑巾でを払う
次にカバーや羽を雑巾やクイックルワイパーで全体のほこりを拭います。
結構、油が付着した頑固なホコリもありますので、特にカバーの隙間などは念入りにふき取りましょう。
台所で使っていた扇風機の場合は、油汚れでほこりが貼り付いてしまっているというケースもあります。
クイックワイパーならこんなものを使って見てはいかがでしょうか?
カバーや羽(プロペラ)を水洗いする
雑巾でふき取ったカバーや羽をさらに水洗いします。
頑固な油がついてるようであれば、ぬるま湯に食器用中性洗剤を溶かして洗います。
スポンジで優しくこすりましょう。
洗剤で洗った後は 30℃くらいのぬるま湯ですすぎ、風通しの良い日陰で干してください。
中性洗剤なら、こんなものを使って見てはいかがですか?
それでも、頑固な汚れ(油汚れ)が落ちない場合は、次の方法を試してみてください。
油汚れがひどいときは重曹を使う
油汚れは重曹でも落とすことができます。重曹を溶かした水をスプレーしてスポンジで擦るという方法で頑固な油汚れもキレイに落ちますよ。
溶かす重曹と水の割合は次の通りの割合で作ります
。
これをスプレーボトルに入れて気になるところにシュシュっと吹きかけて20分くらい待ちます。
そのあとスポンジでこすって汚れを落としましょう。
最後にぬるま湯ですすいで、重曹も汚れも洗い流したら、洗いは終了!
風通しの良い日陰で干しましょう。
重曹には、これが人気ありますよ!(^ ^)
モーター部も掃除機とブラシ等で掃除する
長く使用しているとモーター部分にホコリが溜まり、ショートして故障の原因となります。
定期的にモーター部分をむき出しにして、掃除をしましょう。
モーターカバーも掃除機で綺麗に掃除する
モーターのカバーには隙間が空いていて、意外とたくさんのホコリが入り込んでいることが多いですので、念入りに掃除機をかけてください。
こちらの動画を見ると、説明した手順がさらにわかりやすくなりますよ!↓
ここまでが扇風機の掃除方法です。いかがですか?思ったよりも簡単だったでしょう?
「機械いじり」が弱いわたしでも、そんなに難しくは感じませんでした!
では、今度は元通りに戻す方法です。
組み立て方
ガードとプロペラが乾燥したら、元通りに組み立てましょう。
取り外したときとは逆の順につけていくだけです。
構造がそんなに複雑ではないし、分解した方法と逆の手順を踏めば、すぐに組み立てられます。
車の運転も初めての道は、どこに行くのかわからないので不安ですが、帰り道は一度来た道なので意外と気が楽です。そんな感覚ですよ!
扇風機を掃除する時期
扇風機は限られた時期にかしようしない電化製品ですが、日ごろの手入れもなるべく怠らないようにしましょう。
力の入れ具合としては、
- 6月の扇風機シーズンの前に軽く掃除こと。ホコリの付き具合などをを見ながら掃除すること。
- 7〜9月のシーズン真っ只中では、1ヶ月に1回くらいの頻度で、掃除を行うこと。
- 10〜11月の収納する前の時期に本格的に掃除をする。(来年の夏に使うまで収納して置くことになるので、部品を分解して、本格的に掃除してから収納する)
- 12~5月の長期間収納シーズンは、ホコリの少ない場所にしまっておくこと。
これが扇風機に関する1年間の流れです。使い始めるときは、なるべく綺麗にしてある扇風機を使いたいものですからね!
収納する時は扇風機カバーをかける
少なくとも半年間くらいは、扇風機は使わずに、収納されています。
当然、細かく手入れをしなけらば、せっかく掃除したのに、また、ホコリを被った状態にまってしまいますよね!
そこで、もし、半年間の収納庫に寝かせておくならば、扇風機カバーをかけておくことをおススメします。
実際、ゴムが入っていて、簡単に取り外しができる扇風機用のネットなども売ってます。
ズボンのゴムひもみたいになってるやつです。
買った時の段ボールは、もちろん、ゴミ袋などもカバー代わりに利用できますよ。
一応、Amazonにも、こういう扇風機カバーが紹介してありましたから、参考にしてください。
まとめ
暑い夏に大活躍してくれる扇風機です。日頃から面倒臭がらずに掃除をすることでホコリが溜まりにくくなりから常に快適に過ごせますよ。
一応、そのための掃除方法をもう一度確認しておきますね!
【扇風機の分解方法】
- 扇風機の前面カバーを取り外す
- 羽(プロペラ)を取り外す
- 扇風機の後面カバーを取り外す
- モーターカバーを取り外す
【扇風機の掃除方法】
- カバーや羽(プロペラ)を掃除機で吸う
- カバーや羽(プロペラ)のホコリを雑巾でを払う
- カバーや羽(プロペラ)を水洗いする
- 油汚れがひどいときは重曹を使う
- モーター部も掃除機とブラシで掃除する
扇風機の掃除のやり方が分からないという方は、今回ご紹介したような手順でやれば以外と簡単に出来ますよ!
ぜひ試してみてください♪
また、ものを大切にすることとは愛情を注ぎ込むことです。
その方法一つしかありません。
関心をもってお手入れを欠かさないことです。
そうすれば、あなたのために長く一所懸命働いてくれることは間違いなしですよ!