かゆみは誰でもあるものですが、やはり夏など蚊に刺された時のかゆみは嫌なものです。
特に夜間 車を走らせていると、足元にかゆみを感じたかと思えば、どこから迷い込んだのか?
蚊が一匹 頭の周りを「ブーン、ブーン」という音を立てながら飛び回っていました!
走行中であっても気になるもので意識が散漫になり、危ない経験をしたことがなんどかあります。
ましてや高速道路を走っているものなら、両手はハンドルを握ったままだし急に止めるわけにも行かず、もう、これは蚊の独壇場で好き勝手にやられっ放し手出しをすることもできません。
若い時、2年ほど会社の寮で暮らしていたことがあります。最初、入ってきたばかりの頃、共同のお風呂を使っていたのですが、床マットの上で湯上りは体を拭いていました。
もちろん、フローリングの床を濡らしたらいけないというマナーに則った判断からです。
ところが、“この床マット” 水虫を持った社員がいるので気をつけたほうが良いと後で同僚から聞かされました。
もう、その時は遅く、すでに感染していたので、ショックでした!
「早く言ってよ〜‼︎」という心境です。それからというもの、何年か水虫に悩まされる日々が続いたことをありました。
かゆみ自体は不快な感覚ですが、そのかゆいところを掻くことには、むしろ快感が伴うようです。
例えば、蚊に刺されて腫れ上がったかゆい皮膚を、爪痕がつくほど押さえつけると、なんとも言えない快感を得ることができますよね。
かゆい皮膚を掻くと快感を得ることができます。
かゆい皮膚を掻くと快感を得るのはなぜだと思いますか?
強いかゆみがある場合、皮膚は特殊な興奮状態にあるため、そこに痛みの刺激が加わると、相互作用によって痛みによる快感を求めて、かゆい皮膚を掻きむしってしまうというのです。
ところが、かゆいところを長時間掻き続けていれば、かゆみも治まりますが、快感もなくなり、やがて痛みに変わって行きます。
かゆみの治療には、よく使い捨てカイロが使われることがあります。
使い捨てカイロをかゆい部位に当てると、熱さのせいでかゆみが治っていきますよ。
同じように、かゆいところを氷で冷やしても効果があります。
暑さは温かさに痛みが加わった感覚です。
過度の冷たさも、冷感に痛みが加わります。
そこで、かゆい皮膚に熱いものや冷たいものを当てても、掻くのと同じような「痛みによる快感」を得ることができるようになります。
かゆみを何とかしたいという思いで、掻き過ぎてしまったことを後悔したことは少なくないと思います。
掻き出すと、ついつい制御が効かず治るまで掻きむしってしまうことにより、前よりも酷くなることがほとんどだからです。
アトピーの子供さんが、夜中寝ている時、無意識に患部を搔きむしり余計酷くなったという話もよく耳にするでしょう?
だから、ちょっとした工夫をしながら、かゆみを止め、しかも状態が悪くならないようにしたいものです。